4月末で明石市長を退任する泉房穂さんの本「社会の変え方」を読みました。
二見の漁師町で生まれ、障害を持つ弟さんの世話をしながら、塾にも通わず東大へ入ったとのこと。
その後、NHK入社、衆議院議員を経て、司法試験を4年かけて合格し弁護士になったそう。
明石市長在任中に、あれだけ厳しい批判を浴びながら、「市民のために」と頑張って数々の改革をされて来られました。
その精神の強さは、生まれ持ってのものかもしれませんが、小さいころからの数々の逆境があったからでしょうね。
そして市民を思う優しい気持ちの原点は、障害者の弟さんが運動会のかけっこに出た時のエピソードに表れていました。これはぜひ読んで感じてみていただきたいです。
今は当たり前のように賑わっている明石駅前の図書館を中心とした施設も、泉さんの熱い思いが無ければ実現しなかったものなんだと知りました。
「想い」を遂げられるかどうか。。というのは自分の信念に反対する人たち、賛同してくれない人たちをどうやって粘り強く説得することが出来るのか。ということなんだなと感じました。
そして「明石」という人口30万人の小さい町を変えるために、日本中、世界中の実例を参考にして冷静に判断していることも、出来るようで出来ないことだと思います。
暴言を抑えきれなかったけど、これも良い教訓として彼はこれからも前進するんだろうなと思います。
ちょっと逆風が吹いたくらいで、くじけていては何も出来ない。この本を読んで勇気をもらいました。