今日で阪神淡路大震災から30年です。
半壊した自宅マンションに生後間もない子供達と妻を置いたままで
焼けた長田の街を自転車で走り抜け、会社に行ったことを鮮明に覚えています。
私は地震保険を販売する保険会社に勤務していましたので、毎日必死で走り回り
家族にはずいぶん迷惑をかけたと思います。
震災というあまりにも大きな自然のパワーの前に、無力な自分を痛感しました。
同時に、それまで自分が悩み苦しんでいたことが一変してしまうことも。
将来のことなど誰にも分からない。
だからその日から私は自分の好きなことを仕事にして悔いの無い人生を送りたい。
と思うようになりました。
人を助けることで、自分にパワーをいただくことは、決して褒められたことでは
ないけど、自分にはそれが一番のモチベーションになることも気がつきました。
当時、建設中だった明石海峡大橋。私はこの橋の損害保険も担当していました。
橋は1mほどずれましたが、ほぼ無傷で被災した淡路島と本州の架け橋になって
その後、竣工しました。
それから25年後、私はBe Bridge という会社名で、ここ明石に健康をテーマに
したトレーニングスタジオを開業しました。
今、自分にできることは何か。
何もできない。無力だ。と諦めずに、何か少しでもやれることはないか。
そう自分に問いかけています。